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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 グラスワンダーの産駒がデビューしてから、4年。
 とうとう、やりました。待ちに待った、GⅠ制覇です!
 それも、ジャパンカップという、ビッグタイトル。
 嬉しくて嬉しくて言葉にできません(おっと、ドームコンサートの影響が…)。

 前走のアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇から、一気に駆け上がった、スクリーンヒーロー。
 11ヶ月の休み明けから、1戦1戦、急激に着実に、力をつけてきました。
 有力馬が折り合いに苦労する超スローな流れは、大レースの経験のないこの馬にとって、恵まれた感があるのは確か。
 しかし、その分、早くペースが上がり始め、一転、後半は厳しい流れ。そんなタフな展開で、いい脚を長く繰り出しての勝利は、決して、ブロックではありません。ディープスカイに迫られてから、もう一伸びしました。
 正直、ここを使うよりは、有馬記念に直行してほしいと思っていたので、この勝利は、とても嬉しい驚き。復帰以来、使い詰めなので、体調次第ではありますが、有馬記念で、さらなる実力の証明をしてほしいものです。中山コースは、さらに、いいと思います。

 史上初めて、ダービー馬が3頭出走した、このレース。
 一番若い、ディープスカイが、最先着の2着でした。
 前走、天皇賞・秋の厳しいレースから中3週で、調教も時計をだしながら、プラス8kg。疲れどころか、前走よりも良くなっているようにみえました。本当に、タフな馬です。
 道中の、後方で折り合いに専念は、前走、かかるところがあったところを考えると、やむなしか。予想以上に、ペースが落ち着いてしまいました。

 ウオッカは、スタートの良さが仇になったか、最初から、かかり気味。こちらも、スローに苦労しました。
 スムーズに運べず、明らかにスタミナのロスがありながら、それでも、マツリダゴッホをおさえての3着確保は、天皇賞馬の意地。負けたとはいえ、やはり、強い牝馬です。

 石橋騎手とのコンビ復活で注目のメイショウサムソンは、6着。
 凱旋門賞以来で調整が難しかったか、冬場は苦手なのか、覇気がなく、馬体も迫力がなかったような気がしました。年齢的なものもあるかもしれません。

 年齢といえば、コスモバルク。
 ジャパンカップ5年連続の出走となりましたが、今年は、しんがり負け…。
 休み明けもあるでしょうが、早くから活躍していて、もう7歳。果敢に、GⅠにチャレンジし続けてきましたが、さすがに、そろそろ厳しいかもしれません。地方馬好きとしては、頑張ってほしいのですが。

 馬券は、スクリーンヒーローの単複と、軸にしたディープスカイからの枠連で、久しぶりの勝利。
 とにもかくにも、スクリーンヒーローの優勝に、狂喜乱舞のジャパンカップでした。
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 スプリンターズSのスリープレスナイト、天皇賞・秋のウオッカ、そして、ブルーメンブラット。
 今年の秋は、牝馬が強い。

 ブルーメンブラットのプラス10kgは、太いというより、たくましさを増した感じ。大きなレースでは、いまひとつ足りない印象のあった馬が、この秋、一気の変身です。
 吉田豊騎手は、先週、東京競馬場に行ったとき、1日4勝。馬と共に騎手にも勢いがありました。
 それにしても、エリザベス女王杯でなく、牡馬相手のこちらを選んだ、陣営の決断はお見事でした。

 スーパーホーネットは、毎日王冠を勝ちながら、天皇賞・秋をスキップ、満を持して、ここに臨みながら、昨年に続く2着。
 外枠ゆえに、仕方ない部分はあるものの、毎日王冠の競馬を考えると、位置どりが後ろすぎたような気も。1番人気で、大事にいこうという意識が、少し、強かったかもしれません。

 馬券は、3連複の軸に、スーパーホーネットと一緒に選んだスズカフェニックスが8着。
 安藤騎手が内を突いてくれることを期待して、その通りになりながら、いいところなし…。
 乗り代わりは難しい馬なのか(落馬負傷の武豊騎手、ケガの程度が気になります)、ピークを過ぎたのか。馬は良さそうにみえたのですが。

 グラスワンダー好きとして期待のマイネルレーニアは、なんと、しんがり負け…。
 コンゴウリキシオーがいく気をみせず、ローレルゲレイロも譲ってくれ、少し手間取りながらも、注文通りの単騎逃げ。ペースも、それほど速くなく、ひょっとしたらいけるかも!、と夢見ましたが、直線、あっという間に飲み込まれていってしまいました。
 さすがに、GⅠで、これ以上、楽な展開を望むのは虫の良すぎる話で、1600mは長かったのでしょうかね…。
 15日の土曜日、東京競馬場に行ってきました。
 連闘です。

 どんより曇って寒かった先週とは打って変わって快晴で…、というわけにはいかず、この日も、朝は曇り空。
 それでも、昼前からは晴れ間がのぞき、まずまず、いい天気でした。

 が、馬券は、どんより。

 午前、全敗。
 午後は5Rを外し、6R、2番人気の単勝で、ようやく、連敗脱出。
 7Rは、グラスワンダー産駒のヒロアンジェロが、3番人気で出走。クビ差の惜しい2着で、単勝は逃すも、複勝的中。
 8Rはワイドを一点的中、9Rもワイド的中で、しかし、こちらは当たってマイナス…。
 10R、グラスワンダー産駒2頭に期待するも、4着と9着。連勝がストップしたところで、メインレースを迎えることになりました。

 この日のメインは、京王杯2歳S。
 11年前、グラスワンダーは、ここを圧勝して、朝日杯へとむかいました。

 注目は、地方馬好きとして、北海道から参戦のエイブルインレース。
 前走、盛岡の芝コースを勝利、中央の芝も、クローバー賞3着の実績があり、期待できそう。馬も、なかなか、いい感じです。
 その他に、良くみえたのが、ダブルレインボー。
 1番人気のフィフスペトルも良かったのですが、函館2歳Sの勝ち馬に東京コースがどうなのか、いまひとつ、イメージがわかなかったので、狙いを下げることに。

 レースは、人気薄、ゲットフルマークスが、単騎で逃げて、直線へ。
 さあ、なにがくるかと、後続に注目していたら、ふと、気がつくと、いつまでも、前がとまらない。
 フィフスペトルとエイシンタイガーが並んで追い込むも、届かずの、2、3着。結局、ゲットフルマークスが逃げ切ってしまいました。
 14番人気の単勝は、6,190円。

 実は、ゲットフルマークス、パドックで気になっていたのですが、いらいらした感じのいれこみと線の細さが気になって、切ってしまいました。
 1馬身1/4差をつける逃げ切り勝ちで、力のあるところをみせましたが、気性は難しそうで、これからも、気分よくいけるかどうかがポイントになりそうです。

 最終レースも外して、一日が終了。
 この日は、他場も併せて、19Rで5,000円を購入し、5R的中の1,950円払い戻し。
 ここのところ、競馬場では、続けて勝ち越していただけに油断していましたが、やはり、競馬は甘くありません。
 やはり、ポルトフィーノでしょう。勝ち馬には、申し訳ないですが。

 3番人気、しかも、武豊の、スタートでの落馬に、場内は騒然。
 馬群をぬって、1コーナーでハナにたつと、勢いあまって、そのまま、フレームアウト。
 と思いきや、直線、とんでもない大外から、再び、フレームイン。素晴らしい伸び脚を繰り出し、なんと、先頭でゴールイン。
 場内は、レースの流れ関係なしに、終始、ざわざわしていたようでした。

 カラ馬の“優勝”は、特別、珍しいことではありませんが(よくあることでもありませんが)、GⅠでは前代未聞。強烈な印象を残すレースとなりました。
 ポルトフィーノの次走には、大きな注目が集まります。

 勝ったリトルアマポーラは、ルメール騎手が、ハーツクライの有馬記念を、見事にリプレイ。
 たたき2戦目、外回りコースで距離延長と、条件が好転したことはあるにせよ、今年はちょっと地味かなと思っていたルメール騎手、やはり、健在です。

 カワカミプリンセスは、TVのパドックでは、馬体も絞れて、素晴らしい状態にみえたのですが、完敗の2着。
 確かに、リトルアマポーラに、うまく立ち回られた部分はありますが、届きそうもない手応えから、ぐいぐい伸びて前を捉える、あの勝負根性が薄れているような気がします。

 馬券は、カワカミプリンセス絶好に思いつつ、横山典騎手のGⅠ断然1番人気は若干の不安があり(普段は信頼してます)、ワイドで軸にするも、相手に人気薄をねらって全滅。
 唯一選んだ人気どころがポルトフィーノで、騎手が乗ってれば、当たりだったのですが(笑)。
 11月9日、「アジア競馬会議記念デー」と銘打たれた、東京競馬場。
 最終レースの後、この日もうひとつの“メインレース”、「ジョッキーマスターズ」が行われました。

 引退した名ジョッキーが、一日限りの復活をはたす、このレースも、昨年5月に続き、2回目。
 今回、出場のジョッキーは、岡部幸雄、河内洋、南井克巳、安田隆行、松永幹夫、そして、地方から、佐々木竹見、海外から、マイケル・ロバーツ、ランス・オサリバンと、JRAの枠組を越えての豪華メンバーです。

 この日、東京競馬場に来た、一番の目的は、このジョッキーマスターズをみることでした。

 どんよりと曇り、途中、雨もぱらつくような天気に、最終レースが終わった後は、どんどん暗くなり、どんどん寒くなり、それなのに、ほとんど、人がひかない。
 みんな、この後にでてくる、名ジョッキーたちを待っているのです。

 パドックで、“お披露目”を行い、いよいよ、本馬場へ。
 入場曲はもちろん、グレード・エクウス・マーチ。
 そして、先頭の誘導馬に跨るは、西浦勝一。

 実況の、こちらもマスターズ、杉本清が、ジョッキーをひとりずつ紹介しますが、皆、紹介を待たずに、すぐさま返し馬へ。
 パドックではにこやかだったジョッキーたちも、馬場に入れば、即座に臨戦態勢のようです。

 馬券を売る時間は必要ないので、ほどなく、スタート時間。
 スタート台に昇るは、小島太。

 GⅠのファンファーレが、生演奏で響き渡り、いざ、スタート。

 松永幹夫が、大きく出遅れ。スタンドが湧きます。現役の頃なら怒号でしょう(笑)。
 レースは、河内洋が先手をとり、2頭ほどが遅れますが、あとは一団。

 直線、馬場の真ん中を通って、逃げ込みをはかる河内洋に、外から、佐々木竹見、内から、ランス・オサリバン、さらに、岡部幸雄が追い込んで、4頭の激しい叩き合い。誰が勝つのか、まったくわからない。
 最後は、河内洋が、1/2馬身、佐々木竹見を抑えて、ジョッキーマスターズ連覇のゴール。アタマ差で岡部幸雄、クビ差でランス・オサリバン。
 すごいレースでした。

 レース後、河内洋は、「内が荒れてたから、馬場のいいところへ持ち出した」とのこと。
 引退したジョッキーのコメントとは思えません。
 そして、2着の佐々木竹見。
 なんと、67歳!
 鉄人は、いまでも、やっぱり、鉄人でした。

 杉本清が、道中、「暗くてちょっと見えません!」と実況したくらい、暗くなっていた競馬場。事故がなければいいと、少し心配だったのですが、そんな心配は、かえって、失礼だったように思わせる、素晴らしいレースになりました。

 ジョッキーマスターズが行われた時間、東京競馬場には、約4万人の観客が残っていたとか。
 ギャンブルではない競馬に、これだけの人が集まり、盛り上がっているのをみると、まだまだ、競馬も捨てたもんじゃないと思えます。
 もう一回、いってしまいます。

 本当に、素晴らしいレースでした。
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[10/04 山手のドルフィン]


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