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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 11月9日、「アジア競馬会議記念デー」と銘打たれた、東京競馬場。
 最終レースの後、この日もうひとつの“メインレース”、「ジョッキーマスターズ」が行われました。

 引退した名ジョッキーが、一日限りの復活をはたす、このレースも、昨年5月に続き、2回目。
 今回、出場のジョッキーは、岡部幸雄、河内洋、南井克巳、安田隆行、松永幹夫、そして、地方から、佐々木竹見、海外から、マイケル・ロバーツ、ランス・オサリバンと、JRAの枠組を越えての豪華メンバーです。

 この日、東京競馬場に来た、一番の目的は、このジョッキーマスターズをみることでした。

 どんよりと曇り、途中、雨もぱらつくような天気に、最終レースが終わった後は、どんどん暗くなり、どんどん寒くなり、それなのに、ほとんど、人がひかない。
 みんな、この後にでてくる、名ジョッキーたちを待っているのです。

 パドックで、“お披露目”を行い、いよいよ、本馬場へ。
 入場曲はもちろん、グレード・エクウス・マーチ。
 そして、先頭の誘導馬に跨るは、西浦勝一。

 実況の、こちらもマスターズ、杉本清が、ジョッキーをひとりずつ紹介しますが、皆、紹介を待たずに、すぐさま返し馬へ。
 パドックではにこやかだったジョッキーたちも、馬場に入れば、即座に臨戦態勢のようです。

 馬券を売る時間は必要ないので、ほどなく、スタート時間。
 スタート台に昇るは、小島太。

 GⅠのファンファーレが、生演奏で響き渡り、いざ、スタート。

 松永幹夫が、大きく出遅れ。スタンドが湧きます。現役の頃なら怒号でしょう(笑)。
 レースは、河内洋が先手をとり、2頭ほどが遅れますが、あとは一団。

 直線、馬場の真ん中を通って、逃げ込みをはかる河内洋に、外から、佐々木竹見、内から、ランス・オサリバン、さらに、岡部幸雄が追い込んで、4頭の激しい叩き合い。誰が勝つのか、まったくわからない。
 最後は、河内洋が、1/2馬身、佐々木竹見を抑えて、ジョッキーマスターズ連覇のゴール。アタマ差で岡部幸雄、クビ差でランス・オサリバン。
 すごいレースでした。

 レース後、河内洋は、「内が荒れてたから、馬場のいいところへ持ち出した」とのこと。
 引退したジョッキーのコメントとは思えません。
 そして、2着の佐々木竹見。
 なんと、67歳!
 鉄人は、いまでも、やっぱり、鉄人でした。

 杉本清が、道中、「暗くてちょっと見えません!」と実況したくらい、暗くなっていた競馬場。事故がなければいいと、少し心配だったのですが、そんな心配は、かえって、失礼だったように思わせる、素晴らしいレースになりました。

 ジョッキーマスターズが行われた時間、東京競馬場には、約4万人の観客が残っていたとか。
 ギャンブルではない競馬に、これだけの人が集まり、盛り上がっているのをみると、まだまだ、競馬も捨てたもんじゃないと思えます。
 もう一回、いってしまいます。

 本当に、素晴らしいレースでした。
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