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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 前回、“時代遅れ”といったような意味合いで、「アナクロ」という言葉を使ったのですが(椎名さん、ごめんなさい(汗))、これ、最初は、「アナログ」って書こうとしてました。
 表現としては、よく使われているものだと思うのですが、少し気になるところもあって、調べてみたところ、「アナログ」を、そういった意味で使うのは、誤用であると(ちなみに、Wikipediaより)。

 で、もう少し、調べてみると、

 アナログ … 物質・システムなどの状態を連続的に変化する物理量によって表現すること。(Yahoo!辞書「大辞林」)

 ついでに、その対義語として、

 デジタル … 物質・システムなどの状態を離散的な数字・文字などの信号によって表現すること。(同上)

 なるほど。
 本来、アナログとデジタルの違いは、“表現”の違い。
 なのに、古くは、アナログ時計とデジタル時計、最近では、なんといっても、アナログ放送とデジタル放送(地デジ化すんでますか?)。なんとなく、デジタル=最先端・新しい、に対して、アナログ=前時代・古い、のようなイメージが付与されてしまっているのですね。
 おまけに、アナログにとっては、「アナクロ」と語感が似ていて混同されやすいというのも、致命的なアンラッキーのようで。

 ということで、勉強になりました。
 これからも、勉強を怠らないようにして、できるだけ、言葉は、正しく使っていきたいものです。

 といいつつ、言葉は生き物。
 たとえ誤用でも、それが多数派になってくれば、そのうち、誤りとは言い切れなくなる可能性もあるわけで(「議論が煮詰まる」なんかは、意味が逆転しつつある感も。いや、自分も、“逆”で認識していたのですが(汗))、あんまり、こだわりすぎると、アナクロ、いや、アナログって言われちゃうのかも…。
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 いまでも、そして、たぶん、これからも、いちばん好きな騎手。
 でも、もう、あの頃には戻れない。
 「9年連続200本安打」というメジャーリーグの新記録を達成したイチロー選手が、試合後の会見で「まだ、磨くものがあるとしたら何か」との質問に対して返した言葉。

 いい言葉だなぁ、と思って、どんなニュアンスで語られたのか、知りたくなりました。
 で、調べてみたら、まさか、こんな文脈だったとは(笑)。
 108年の時を越えた大記録の誕生にも関わらず、クールにみえたイチロー選手ですが、その実、やはり、高揚していたのでしょうね。WBCで優勝した後の、はしゃいだ姿を思い出しました。

 しかし、崩れるのは、あくまで、“時々”。
 次の試合には、また、ストイックなイチロー選手に戻って、新しい記録に挑むのでしょう。
 ここは、きっと、通過点(これだけの記録が通過点というのも、とんでもない話ですが(笑))、まだまだ、楽しみは続きます。
 「答えてねっと」は、パソコンに関してのQ&Aコミュニティサイトで、どこかの誰かが書き込んだ質問にどこかの誰かが答える、簡単にいえば、「OKWave」とか「Yahoo!知恵袋」のようなもの。割と古くからあるサイトだと思います。
 その「答えてねっと」が、30日の18時をもって、終了となりました。

 6~7年前のこと、PC関係の業務が増えてきて、わからないことをインターネットで調べる機会が頻繁にあったのですが、検索結果に、よくあがってきていたのが、この「答えてねっと」。
 自ら質問することはなかったものの、結構、重宝して、一時は、“お気に入り”にいれていたほどでした。

 ただ、頼りになる常連さんがいて的確な解決法を提供してくれる反面、いい加減な回答者のいい加減な答や喧嘩みたいなやり取りもあったり、また、書き込みの削除や悪質ユーザーへの対応に対する運営への不信感が表面にでたりで(ちなみに、運営は、マイクロソフト)、荒んだ雰囲気も、ちらほら…。
 そのうち、そんな状況を、PCの疑問はそっちのけ(笑)に、野次馬的にながめるようになり、やがて、「答えてねっと」を頼りにすることも、なくなってしまいました。

 その後、サイトはリニューアル。
 たまに見かけることがあっても、以前より見づらく(これは慣れかも)、以前より重たく(これは環境かも)なった気がして、やはり、「答えてねっと」に惹かれることはなく。
 サイトがなくなるのを知ったのも、たまたま、終了2時間前のことでした。

 とはいえ、PCに未熟だった頃(いまでも未熟だけど(汗))、お世話になったサイトだけに、なくなってしまうのは、寂しいかぎり。
 メーカーサポートの手がまわらない、ユーザーの細かな困り事をフォローする場として、「答えてねっと」の功績は大きかったと思います。
 惜しむらくは、もう少し、運営に力が入っていれば…、ということ(ちなみに、運営は、マイクロソフト)。
 無料で提供されている場に、多くを求めるのも、なんなんでしょうが、ここが、しっかりと機能すれば、ユーザーの裾野の拡大やメーカーサポートの負荷の軽減につながるともいえるわけで、それなりに意義のあることなんじゃないかと思うのですけどね。

 サイトのリニューアルの際、どんな不手際があったのか、問題なく使えるようになるまで、半年くらいかかったようなのですが、引き際に関しては、万全。
 18時10分にアクセスしてみたら、「答えてねっと」は、きっぱりと、なくなっていました。
 いつも通勤に使っている電車が、ストライキを行いました。
 予告では、24時間スト。
 これは大変と思っていたら、労使交渉が妥結したらしく、午前7時前に運転が再開され、自分が乗る頃には、ダイヤは乱れていたものの、大きな支障はなし。
 強いていえば、会社まで歩いて行く覚悟で、早起きした30分を返してほしい(笑)。

 このストライキ、時間は短かったとはいえ、あわせてストを行ったバスを含めると、約5万5千人に影響がでたとか。
 ストライキの原因は、鉄道事業を分社して持株会社に移行することを決定、準備をすすめる会社に対して、分社について、労使協議は行ったが、まだ合意はできていないと、労働組合が反発したもの。
 しかし、このご時世、分社や合併による企業の再編は珍しいものでもなく、また、会社側が、当面の間、労働条件の変更は行わないことを明言していることを踏まえると、利用者として、このストライキに共感することはできませんでした(ただ、個人的な見解としては、持株会社という形態には、会社をわけることによる給与体系の差別化=人件費の抑制しか、「確実な」効果を見出すことができなかったりするのだけど)。

 確かに、分社による将来への不安や職域が狭くなる可能性など、労働組合として言いたいこともわかるのですが、もし、24時間ストなら想定72万人(!)、ストに備えて対策をとらなければならなかった人や会社、店舗、学校などを含めると(自分も30分早く起きなきゃいけなかったし(笑))、はかりしれないほどの“迷惑”が生じるわけで、交通という公共的な役割を担っている以上(そして、それで、お金をもらっている以上)、自己の主張と社会的な使命とは、ちゃんと、天秤にかけてほしいと思うのです。いくら、ストライキは労働者の権利であるとはいえ。
 そもそも、ストをする会社(できる会社)って、いま、どのくらい、あるのやら。

 反面、もうひとつ感じたのは、当たり前に電車が動いていることの素晴らしさ。
 電車やバスの存在が、日々の生活において、重要な前提となっていることに、普段は、なかなか、気づくことがないわけで、もう少し、感謝しないといけないのかもしれません。
 決して、今回のストに対してのアイロニカルな意味ではなく(笑)。
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[10/04 山手のドルフィン]


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