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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 今年のJBCは、4年ぶり2回目の名古屋。
 いろいろな競馬場が持ち回りで行うJBC、2年続けて大井で行われた時期からすれば、開催競馬場のバリエーションは増えてきました。
 できれば、荒尾あたりでみてみたい気がするけど、実際には、難しい話なわけで…。
 ちなみに、来年は、船橋。意外にも、初のJBC開催となります。

 さて、今年のJBC。

 スプリントを勝ったのは、スーニ。3歳馬初のJBCスプリント制覇です。
 4戦4勝、圧倒的な強さをみせた2歳時からすると、今年の成績は、世代レベルを押し上げる馬が次々にあらわれてきたせいもあって、やや、拍子抜け。
 それでも、短距離に活路を見出し、全日本2歳優駿以来、2つめのGⅠ制覇は、あらためて、世代のトップレベルにあることを証明してみせました。

 クラシックは、ヴァーミリアンが、きわどく、クビ差制して、アドマイヤドン以来2頭目の、JBCクラシック三連覇。
 そして、GⅠ8勝は、新記録。

 …。

 ヴァーミリアンは好きな馬で、ただ、今回については、素直に応援できなくて、なぜなら、GⅠ最多勝の記録を更新してほしくないと思っていたから。
 それは、ヴァーミリアンが、というより、交流GⅠを含めた数字が「最多勝」とされることへの、“不安”…。

 確かに、交流GⅠもGⅠなのですが、それを含んだ数字が記録に残ることによって、例えば、シンボリルドルフやテイエムオペラオー、ディープインパクトが語られるときに、“芝GⅠ最多勝”とか、“GⅠ最多勝(交流GⅠ除く)”のようなダブルスタンダードが生じ、結果として、ダートや地方競馬に対しての「差別」が明白にされてしまいそうな気がするのです。
 地方競馬が好きだし、交流GⅠを下にみたくはないのですが、一方で、日本競馬の現状として、ダートよりも芝が主流であることは否定できないし、地方競馬と中央競馬のレベルの大きな差は、認めざるを得ません。

 芝でもダートでも、中央でも地方でも、GⅠはGⅠ。
 それが、建前でなく、実感となるくらい、地方競馬が盛り上がってくれるとうれしいのですが。

 まあ、記録なんて、単なる結果だから、気にしなければいいだけの話なんですけどね…。
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 なんと、8歳(旧年齢なら9歳!)にしてGⅠ初制覇。
 しかも、昨年より、1000m通過が1.1秒遅い流れを、メンバー最速32.9秒の上がりで、昨年と同タイム、コースレコードの1分57秒2は、ある意味、昨年以上の内容。
 毎日王冠の完勝をみた後でも、2000mでは、少し足りないと思ってしまい、ましてや、伸び代があるなど、考えもせず…。
 この齢で、さらに進化をみせたカンパニー、おそるべしでした。

 そして、ウオッカ。
 カンパニーと同じ、32.9秒、これまでの自己最速の上がりを繰り出しながら、連覇ならずの、3着。
 前走の轍を踏まぬよう、脚をためる策は、道中、後方4~5番手。
 ただ、そのポジションに落ち着くまで、好スタートから、いきたそうなのを引っ張って、馬群の流れにさからって下げたような、なんとなく、ぎくしゃくした感じ。
 そこまでして下げたのは、ハイペースを予測したのか、距離に不安を感じていたのか。
 もちろん、下げたからこその、32.9秒なのでしょうが、スムーズなら、もう少し前の位置からでも同じような脚が使えたんじゃないかと、そんな気もするのですが…。

 グラスワンダー産駒2頭は、サクラメガワンダーは12着大敗(泣)も、スクリーンヒーローが、2着に健闘!
 休み明けで12kg増の体重は、数字の上では戻ったといえるのでしょうが、見た目には、緩いような感じ。
 劇走の反動さえなければ、次走は、もっと、よくなるはずで、史上初のジャパンカップ連覇は目前です。

 馬券は、そのスクリーンヒーローの複勝(ジャパンカップ馬なのに、700円!)的中も、あたってマイナス。
 でも、いいんです。足りなかった分は、スクリーンヒーローのジャパンカップで取り戻せる予定です(笑)。
 最後の一冠に望みをかけた、セイウンワンダー。
 パドックではいれこみ気味、道中は口をわって折り合いに苦労、そして、直線は外へふくれ…。
 それでも、一瞬、届くかと思う脚をみせての、3着。
 ある意味、強い競馬でした(笑)。

 今回の馬体は、ちょっと、太いようにもみえたけど、雄大な中にも頼りなさが垣間見えた春に比べると、たくましさを増したよう。
 これなら、ジャパンカップ、有馬記念でもいい勝負ができそうな気がするし、でも反面、手堅いところで勝ち星を加えてほしくもあるし、どちらにしても、これからが、ますます、楽しみになりました。

 セイウンワンダーを阻んだのは、これぞ菊花賞というべきでしょう、ダンスインザダーク産駒2頭。
 サンデーサイレンスの後継として、最近は、後輩たちの派手な活躍のせいで、やや、地味な印象があったダンスインザダークですが、ひさしぶりに、存在感をしめしました。
 ただ、長距離で実績をあげることがいいことなのか、ここのところの生産の風潮を考えると、ちょっと、微妙なところではあるのですが…。

 そのワン・ツーを決めた、スリーロールスとフォゲッタブル。
 どちらも新興勢力のようでありながら、スリーロールスは、1着アンライバルド・2着リーチザクラウン・3着ブエナビスタとはいった“伝説の新馬戦”で、これらに続く4着(ちなみに、ひとつの新馬戦から3頭のGⅠ馬がでたのは、史上初だとか)。
 そして、フォゲッタブルは、いわずとしれた、母エアグルーヴという超良血馬。
 いつの間にか、ほんの少し、注目がそれていただけのことでした。

 一方、春から注目を集めていた三強は、ロジユニヴァースが間に合わず、アンライバルドとリーチザクラウンが出走。

 皐月賞馬アンライバルドは15着。
 距離不安はありましたが、意外と結びつく皐月賞と菊花賞、もっと、走れると思っていたのですが。
 パドックの馬体は、良くみえながら、なんとなく、ぴんとこなかった部分も。距離を短縮すれば走れるのかといえば、そう簡単な話でもないような気がします。

 リーチザクラウンは、予想通りの単騎逃げから、最後、つかまっての5着。
 前走、休み明けで大きく減らしていた馬体を、適度に戻して、状態はよさそう。ただ、発汗が目立って、気負った感じ。
 道中、ラップは落としたものの、リラックスした雰囲気がなく、相変わらず、一本調子な印象で、逆にいえば、それで、5着に残っているのだから、力はあるのでしょうが。
 こちらも、距離を縮めるだけで一変するのか、不安が残るように思います。

 春とは様相が変わりつつある3歳牡馬の面々、そう考えると、極悪馬場のダービーはともかく、皐月賞、菊花賞と、安定して走っているセイウンワンダーは、すごい(結局、それが言いたい(笑)?)。

 馬券は、いつもの(笑)、セイウンワンダーの複勝と、フォゲッタブルの複勝で、この秋、初勝利。
 フォゲッタブルの単勝ももっていて、スリーロールスとのハナ差は、本来なら、熱かったのですが、それ以上に目が離せなかったのが、後ろから迫りくるセイウンワンダーなのでした。
 10月17日・18日、京都競馬場で、新しいスタイルの馬券、「クイックピック馬券」の試験発売が始まりました。

 クイックピック馬券とは、コンピューターに、ランダムに買い目を決めてもらう、おまかせ馬券。
 予想するのが大変(面倒(笑))な人向けに、気軽に馬券を買ってもらおう、そして、あわよくば、高配当を当ててもらおう、というのが趣旨なんだと思うのですが、totoやロトほど複雑ではない競馬の馬券、たかだか、数字3つが最大なら、自分で適当に選ぶのでも、事足りるような気がするし、配当にしても、本命がきたら、当たっても、喜び半減のような気がして(18日には、500万馬券の的中があったようですが)、ちょっと、この馬券のねらいがわかりづらいかな、と。

 気がかりなのは、この馬券の売上が上がれば、オッズのバランスが崩れるんじゃないかということ。
 まあ、どちらかといえば本命を買う方が多い自分にしてみれば、穴馬券にクイックピックの売上がいって、本命のオッズが上がるのは悪いことじゃないのかもしれないし、そもそも、オッズが左右されるほど売上があるとは、JRA自身、考えてないのかもしれませんが。

 いっそ、クイックピック馬券は、通常の馬券とは別組のオッズにしてくれれば、オッズが荒れる心配もなくなるし、個人的には、俄然、興味がでてきます。
 クイックピックは、原則として、全部の組み合わせが平等に売れるわけだから、オッズも、全て、同じ。
 例えば、18頭立ての単勝なら、控除率(単・複は概ね80%)を考慮すると、1,440円の計算で、秋華賞でいうと、ブエナビスタでもレッドディザイアでも、みんな、単勝 1,440円。
 もちろん、買いたい馬を買える可能性は、あくまで、18分の1だから、決して、お得な話ではないけれど、勝つと思った馬の単勝が、あまりにつかないと思ったら、18分の1に賭けてみるのも、面白いと思うのです。
 500万馬券のような、大きな夢はなくなるけど(18頭立ての三連単でも、計算上、367,200円)、そんな馬券、めったにでるものではなく、多くの場合は、通常のオッズを上回る配当になると思います(367,200円を越える配当の三連単って、そう頻繁にはないんじゃないかと)。

 クイックピック馬券を買って、まずは、勝ちそうな馬がでたでないで、一喜一憂(“おーっ、ブエナビスタがでた!14.4倍!”)。でも、あくまで、当たる当たらないは、レース次第なわけで、レースをみて、また、一喜一憂(“あーっ、ブエナビスタ負けた!”)。
 なんだか、これはこれで、楽しそう(笑)。って、小市民的かな(笑)。

 ついでに、クイックピック馬券は、控除率を下げるとか、的中者がいなかった場合のキャリーオーバーがあるとか、配当的メリットがあれば、需要は伸びるかもしれません。

 でも、競馬を楽しむためには、どんな形にせよ、「自分で予想する」って、とても、大事なファクターだと思うんですけどね。
 強気に抜け出すレッドディザイア、追いつめるブエナビスタ。
 オークスに続いて、直線は2頭の一騎打ち、ゴールのきわどいハナ差も、オークスと同じ。
 ただし、今度は、レッドディザイア。ブエナビスタ、三冠ならず。

 レッドディザイアは、馬体重といい、道中の位置どりや仕掛けどころといい、ローズSが、まさに、“試走”。
 かたや、凱旋門賞を見据え、札幌記念、勝つことを期待されて仕上げられたブエナビスタ。
 秋華賞に向けてのステップ、いいかえれば、最後の一冠に対する執念の差が、最後の最後のハナ差になった。そんな風に思ったりもします。

 ブエナビスタは、ハナ差で三冠を逃したのみならず、走行妨害をとられて、3着に降着。
 パトロールフィルムをみると、確かに、4コーナー、ブエナビスタが外へ動いた際に、後ろにいたブロードストリートの藤田騎手が立ち上がってのけぞる状況。
 ただ、ブエナビスタの動きは、それほど無茶だったようにもみえず、ブロードストリートが行き脚をつけようとした、まさに、その瞬間に重なってしまった、ちょっと、不運な出来事だったように感じました(もちろん、ブロードストリートにとっても…)。

 桜花賞、オークスと、激闘を演じてきた2頭の、秋華賞で残る結果は、1着と3着。
 それでも、最後の一冠をかけた、2頭の熱い直線は、名勝負として記憶に残るものだと思います。

 さて、馬券はといえば…。

 馬単を買うことって、そう多くはないのですが、秋華賞で、2度、裏表で外したのを覚えてます。スティルインラブ-アドマイヤグルーヴの年と、エアメサイア-ラインクラフトの年。
 そして、今年、買ったのは、レッドディザイア→ブエナビスタ。
 直線、ブエナビスタが迫ってきて、“また、裏表か!?”と思ってたら、2頭並んでのゴールは、願いが届いたか、レッドディザイアが、ぎりぎり、残したよう。
 “三度目の正直!!”と喜んでいられたのは、はたして、何分間だったでしょう(泣)。
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[10/04 山手のドルフィン]


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