人生とオムレツは、タイミングが大事
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4月28日から、横浜開港150周年を記念した「開国博Y150」が行われています。
開幕前日の27日、内覧会のチケットをいただくことができたので、一足早く、行ってきました。
行ったのは、「ベイサイドエリア」のみなとみらい地区。
ここに、3つの有料会場があり、一通り、みてきました。
まず行ったのは、「はじまりの森」。
この会場で目立っているのは、なんといっても、巨大な機械のクモ。
フランスのアートパフォーマンス集団「ラ・マシン」の作品だそうで、その高さ、約12m。ちょうど、動くところを見ることができました。
長い足の動く様子が、いかにも機械の動きなのに、なめらかさが感じられて、不思議な生き物のよう。
車輪もあって、走行することもできるようなのですが、存分に動き回るには、ちょっと、会場が狭い。
ここに展示される前に、街中を歩くパフォーマンスがあったようで(しかも、そのときは、もう1匹(?)いたとか)、それを見てみたかったと思います。
続いて行ったのは、「トゥモローパーク」。
この会場の「未来シアター」では、500インチの大スクリーンを使って、SFアニメ「BATON」が上映されます。
三部構成を、3つの会期にわけて公開するかたちをとっていて、この日の上映は、第一部。
普通のアニメと、少し異なるのが、俳優が実際に演技する姿を撮影し、それをアニメーションにおこすという、特殊な技術でつくられていること。
これについては、なるほどと思う反面、不完全燃焼を感じる部分もありました。
この技術(「ロトスコープ」というそうです)を使うのは、リアリティの追求というのが、あるのでしょうが、現実のリアリティとアニメでのリアリティは、また別物で、例えば、格闘シーンでも、実際の人間なら、すごいと思う動きが、アニメでは、物足りない印象になる。アニメなら、もっとすごい動きができるはずだから。
ハイレベルの技術だという理解はできるんですけどね。
さて、肝心のストーリーはといえば、三部構成の第一部といいつつ、実際は、エピローグといった感じ。
開始早々に始まり、舞台を変えながら延々と続く、格闘シーン。
おそらく、最初で、ロトスコープの技術を存分にみせよう(驚かせよう)という意図なんだと思うのですが、何の背景説明もなく、与えられた情報は「密航者」というエピソードタイトルだけ、という状況では、感情移入もできず、ただ、シーンが流れるのを漫然と見るしかなく。
しかも、闘っているのが主人公というわけでもなく、主人公は、終わりの方で登場し、やっとストーリーが動き出すかといったところで、終了。結局、ほとんど、何もわからないまま。
三部構成の第一部とはいえ、それぞれをひとつの作品とするなら、もう少し、ストーリーにふみこんでほしかったと思います。
最後に流れた予告編は面白そうでしたが、なにせ、ストーリーがみえないので、強い興味をもつまでには、いたらず。上戸彩の声優ぶりが、すごく、はまっていたのが、一番、印象的でした(笑)。
この会場では、開港150周年のイメージキャラクターたねまるの、「たねまるショー」もやっています。
とはいっても、たねまるが歌い踊るわけではなく、開港についての話を、子供にわかりやすく伝えようというもの。
着ぐるみキャラクターショーにしては、ちょっと、教育色が強いようで、市のつくったキャラクターだから、当然といえば当然なんでしょうけど。
そして、3つめの会場は、「ドリームフロント&スーパーハイビジョンシアター」。
「スーパーハイビジョンシアター」は、540インチという超大型スクリーンで、日本の様々な風景を、ハイビジョンで映し出します。
一面のひまわりや、風にそよぐ稲穂、ねぶた祭りの映像など、確かに、きれいで、広がりや迫力を感じました。
ただ、基本的に、無難な環境映像のようなものなので、もう少し、驚くような映像を見たかった気はします。
このシアターをでると、日産の電気自動車「PIVO2」の展示があって、モニターで、電気自動車が走る未来をアニメで紹介。その前に、環境対策の話があって、要は、電気自動車は環境にやさしいことをアピールしたいようです。
せっかくだから、「PIVO2」が、会場を走ったり、試乗ができたりしたら、より、電気自動車が身近になったと思うのですが。
そして、これを見た後、自分ができる、地球環境に対する「思いやり」の行動を葉っぱの形の紙に書いて、大きなバルーンの中に入れることになります。バルーンにいれた葉っぱは、中の風で舞い上がり、バルーンの中を、みんなの「思いやり」でいっぱいにしましょう、というものです。
なんか、こう書くと、素敵な感じもしますが、実際は、ほんのわずかな時間、環境対策(でも、ほとんど電気自動車の話)のビデオを見せられただけで、“さあ、地球への「思いやり」を書いてくださいっ!”、っていわれてもなぁ…、と、ひねた大人(自分のことです)は思ってしまうのです。
コンセプトが、子供たちに環境について考えるきっかけをつくりたい、ということらしいので、ひねた大人がどう思うかは、まあ、どうでもいいのでしょうけど。
ちなみに、自分の書いた「思いやり」は、「自動車を使わず、なるべく、歩く」。ここ、日産がスポンサーなのに(笑)。
こんな感じで、3つの有料会場をまわりました。
今回は、内覧会のチケットのおかげで、無料で入れましたが、本来のチケット代は、2,400円。
…
正直にいってしまうと、この価格が妥当かどうかは、微妙なところではないかと…。
もちろん、有料会場の隅々までをまわったわけではないし、今回は、あくまで、内覧会、本番では、もっといろいろなイベントがあったりするのかもしれませんが、そもそも、会場自体が、それほど広くないし、全体的に、理屈が先にたっているような印象で、もっと、“楽しませよう”という部分がほしかったように感じました。
せっかくの機会だから開港について語りたいのもわかるし、地球環境を考えてもらうのも大切なことですが、忘れてほしくないのは、ここに来る人たちは、皆、「お金を払ってる」ということです(自分は払ってないけど(汗))。
有料会場だけみてしまうと、少々、“…”の「開国博Y150」ではありますが、山下公園や赤レンガなどに、無料会場もいくつかあるので、街の雰囲気も含めてということなら、一日、楽しめるかもしれません。
開幕前日の27日、内覧会のチケットをいただくことができたので、一足早く、行ってきました。
行ったのは、「ベイサイドエリア」のみなとみらい地区。
ここに、3つの有料会場があり、一通り、みてきました。
まず行ったのは、「はじまりの森」。
この会場で目立っているのは、なんといっても、巨大な機械のクモ。
フランスのアートパフォーマンス集団「ラ・マシン」の作品だそうで、その高さ、約12m。ちょうど、動くところを見ることができました。
長い足の動く様子が、いかにも機械の動きなのに、なめらかさが感じられて、不思議な生き物のよう。
車輪もあって、走行することもできるようなのですが、存分に動き回るには、ちょっと、会場が狭い。
ここに展示される前に、街中を歩くパフォーマンスがあったようで(しかも、そのときは、もう1匹(?)いたとか)、それを見てみたかったと思います。
続いて行ったのは、「トゥモローパーク」。
この会場の「未来シアター」では、500インチの大スクリーンを使って、SFアニメ「BATON」が上映されます。
三部構成を、3つの会期にわけて公開するかたちをとっていて、この日の上映は、第一部。
普通のアニメと、少し異なるのが、俳優が実際に演技する姿を撮影し、それをアニメーションにおこすという、特殊な技術でつくられていること。
これについては、なるほどと思う反面、不完全燃焼を感じる部分もありました。
この技術(「ロトスコープ」というそうです)を使うのは、リアリティの追求というのが、あるのでしょうが、現実のリアリティとアニメでのリアリティは、また別物で、例えば、格闘シーンでも、実際の人間なら、すごいと思う動きが、アニメでは、物足りない印象になる。アニメなら、もっとすごい動きができるはずだから。
ハイレベルの技術だという理解はできるんですけどね。
さて、肝心のストーリーはといえば、三部構成の第一部といいつつ、実際は、エピローグといった感じ。
開始早々に始まり、舞台を変えながら延々と続く、格闘シーン。
おそらく、最初で、ロトスコープの技術を存分にみせよう(驚かせよう)という意図なんだと思うのですが、何の背景説明もなく、与えられた情報は「密航者」というエピソードタイトルだけ、という状況では、感情移入もできず、ただ、シーンが流れるのを漫然と見るしかなく。
しかも、闘っているのが主人公というわけでもなく、主人公は、終わりの方で登場し、やっとストーリーが動き出すかといったところで、終了。結局、ほとんど、何もわからないまま。
三部構成の第一部とはいえ、それぞれをひとつの作品とするなら、もう少し、ストーリーにふみこんでほしかったと思います。
最後に流れた予告編は面白そうでしたが、なにせ、ストーリーがみえないので、強い興味をもつまでには、いたらず。上戸彩の声優ぶりが、すごく、はまっていたのが、一番、印象的でした(笑)。
この会場では、開港150周年のイメージキャラクターたねまるの、「たねまるショー」もやっています。
とはいっても、たねまるが歌い踊るわけではなく、開港についての話を、子供にわかりやすく伝えようというもの。
着ぐるみキャラクターショーにしては、ちょっと、教育色が強いようで、市のつくったキャラクターだから、当然といえば当然なんでしょうけど。
そして、3つめの会場は、「ドリームフロント&スーパーハイビジョンシアター」。
「スーパーハイビジョンシアター」は、540インチという超大型スクリーンで、日本の様々な風景を、ハイビジョンで映し出します。
一面のひまわりや、風にそよぐ稲穂、ねぶた祭りの映像など、確かに、きれいで、広がりや迫力を感じました。
ただ、基本的に、無難な環境映像のようなものなので、もう少し、驚くような映像を見たかった気はします。
このシアターをでると、日産の電気自動車「PIVO2」の展示があって、モニターで、電気自動車が走る未来をアニメで紹介。その前に、環境対策の話があって、要は、電気自動車は環境にやさしいことをアピールしたいようです。
せっかくだから、「PIVO2」が、会場を走ったり、試乗ができたりしたら、より、電気自動車が身近になったと思うのですが。
そして、これを見た後、自分ができる、地球環境に対する「思いやり」の行動を葉っぱの形の紙に書いて、大きなバルーンの中に入れることになります。バルーンにいれた葉っぱは、中の風で舞い上がり、バルーンの中を、みんなの「思いやり」でいっぱいにしましょう、というものです。
なんか、こう書くと、素敵な感じもしますが、実際は、ほんのわずかな時間、環境対策(でも、ほとんど電気自動車の話)のビデオを見せられただけで、“さあ、地球への「思いやり」を書いてくださいっ!”、っていわれてもなぁ…、と、ひねた大人(自分のことです)は思ってしまうのです。
コンセプトが、子供たちに環境について考えるきっかけをつくりたい、ということらしいので、ひねた大人がどう思うかは、まあ、どうでもいいのでしょうけど。
ちなみに、自分の書いた「思いやり」は、「自動車を使わず、なるべく、歩く」。ここ、日産がスポンサーなのに(笑)。
こんな感じで、3つの有料会場をまわりました。
今回は、内覧会のチケットのおかげで、無料で入れましたが、本来のチケット代は、2,400円。
…
正直にいってしまうと、この価格が妥当かどうかは、微妙なところではないかと…。
もちろん、有料会場の隅々までをまわったわけではないし、今回は、あくまで、内覧会、本番では、もっといろいろなイベントがあったりするのかもしれませんが、そもそも、会場自体が、それほど広くないし、全体的に、理屈が先にたっているような印象で、もっと、“楽しませよう”という部分がほしかったように感じました。
せっかくの機会だから開港について語りたいのもわかるし、地球環境を考えてもらうのも大切なことですが、忘れてほしくないのは、ここに来る人たちは、皆、「お金を払ってる」ということです(自分は払ってないけど(汗))。
有料会場だけみてしまうと、少々、“…”の「開国博Y150」ではありますが、山下公園や赤レンガなどに、無料会場もいくつかあるので、街の雰囲気も含めてということなら、一日、楽しめるかもしれません。
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