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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 千年前。
 ぴんとこなくて、調べてみたら、「源氏物語」が完成したのが、ちょうど千年前、1010年のことだとか。

 はるかの昔より、立ちそびえる大樹。
 その樹に寄る人間は、時代を越えて、つながり、あるいは、くりかえし、もちろん、当人たちは、そんなこと、知る由もなく。
 ずっと立ち続ける樹と、その周りで、入れ替わり立ち替わる人間。実は、同じようなものなのかも。
 “子盗りの木”と呼んだり、天然記念物に指定したり、人が樹に対する扱いは、時代によって、真逆のようで、実は同じ、樹への畏怖の念と、それを利用した計算。樹が変わらないのといっしょ、人間も変わっているようで変わらない。
 そんな人間を、樹は、助けることなく、見守るでもなく、ただ、見つめるのみ。すべては、人による、人の営み。

 7つの短編は、それぞれで、時代を違えたふたつの物語が並行して語られ、そのうちの現代のパートでは、短編同士で登場人物がリンクしながら時が進んでいく、複合的な構成。大河のような大きなスケールと短編ならではの切れの良さが、うまく融合しているように感じました。
 いつもの荻原さんの味わいとは、ちょっと、違って、なんというか、どんよりと重い雰囲気が漂うけれど(そうでない話もあります)、読みごたえがあり、面白さは、いつもの荻原さんでした。
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 新たに撮りおろした映像がありはしないかと、少しだけ、ほんの少しだけ、期待したのですが、30分短縮版とあっては、さすがに、それはかなわぬ願い、「きよしこの夜」「クリスマス・イブ」のカットも、まあ、予想通り(「風のように」は残ってました)、それでも、本放送では観られなかったシーンが、多々、あって、再放送でもビデオに撮っておいた甲斐がありました。

 今回の編集で、個人的によかったと思うのが、前回、正直なところ、冗長に感じられた、各アーティストから小田さんへの、賞賛や感謝のコメント場面が、ずいぶんとシェイプアップされていたこと。
 もちろん、この企画を立ち上げまとめ上げた小田さんのパワーは、ものすごいものだし、本当に尊敬に値するものだと思うけど、あの「22'50"」をつくり上げたのは、紛れもなく、34人のアーティスト、みんなの力。
 だから、小田さんひとりを祭り上げるような見せ方は、ちょっと、違うんじゃないか、と、そんな風に感じてました。

 目一杯の賞賛と感謝を、バンドも含めて、参加してくれた全てのアーティストに。
 あらためて、濃密な「22'50"」でした。
 いわゆる“平坦・小回り”では最後になる高松宮記念。
 5着まで、ハナ・クビ・クビ・ハナの、見ごたえある大激戦となりました。

 勝ったのは、キンシャサノキセキ。
 当初から、高いスピード能力は認められていながら、必ずといっていいほどひっかかる気性難が大きな壁。まさに、敵は自分自身。
 それが、7歳にして、ようやく、完成の域に達したか(大人になったか(笑))、これで重賞4連勝、待望のGⅠ制覇となりました。

 ビービーガルダンは、昨秋スプリンターズSに続く、GⅠハナ差2着。
 6歳という年齢を考えると痛恨か、いやいや、最近のトレンドは高齢馬、チャンスはまだあるか、正直にいうと、もう少し、若い世代にもがんばってほしい気がするのですが。

 これが引退レースのアルティマトゥーレは、5着。
 着差が着差だけに、スタートでのつまづきがなければ…。
 引退レースを勝つのは(それがGⅠであれば、なおさら)、かくも、難しい。ラストランの有馬記念、落鉄で5着に敗れたエアグルーヴを思い出しました。

 馬券は、1番人気の枠連的中で、わずかにプラス。
 しかし、そのプラスは、最終レース、中京サンクスプレミアムに、あっけなく、消えていったのでした(泣)。
 楽しみにしていたワールドカップなのに、レース直前で眠ってしまい、はたと目覚めて、画面をみると、グロリアデカンペオンが、ウイニングラン(涙)…。

 レッドディザイアは11着。
 中団からの競馬はよさそうにみえたのですが(もちろん、みたのはリプレイ(涙))、直線、まったく、伸びず。
 ペースは、どちらかといえば、スローだったようで、前走より前の位置どりでも、道中で無理に脚を使ってしまったという訳ではなさそう。となると、前走激走の反動があったのか。異国で走るのは、やはり、簡単なことではありません
 レッドディザイアにとって、初めての大敗となってしまいましたが、勝ったグロリアデカンペオンを、前走では負かしているのも、また、確かな事実。11着という着順ほど、世界は遠いわけではなく、次の挑戦に期待です。

 レッドディザイアは残念でしたが、その他の日本馬は、健闘でした。

 外出から戻って、テレビをつけたら、ちょうど、グロリアスノアが、ゴドルフィンマイル4着の知らせ。
 実績的に注目度が高いとはいい難い中、果敢なチャレンジだったと思います。ダート路線からは、王者エスポワールシチーがドバイ出走を断念しただけに、なおさらでした(いや、エスポワールシチー陣営を批判しているわけではないです)。

 ローレルゲレイロは、ゴールデンシャヒーンを4着。
 ハナに立つのに苦労して、しかも、直線、早々につかまって、そこからの粘り腰。こちらも、連覇のかかる高松宮記念をけっての挑戦は、素晴らしかったと思います。でも、レース後の藤田騎手のインタビュー、不機嫌そうだったなぁ(笑)。

 そして、ブエナビスタ。
 シーマクラシック、3/4馬身およばすの2着。惜しい!
 ここ2戦、先行して良績を残していたブエナビスタ、しかし、今回は、それまでおなじみだった(批判も多かった)後方待機策。直線、伸びてきて、行き場をなくしたかのような場面もありながら、さすが、ペリエ騎手、落ち着いて、ロスなくさばいたように見えました。
 個人的には、後ろからいく方が、ブエナビスタの真価は発揮されるような気がします。見た目が派手だからというのは多分にあるにせよ(笑)。

 4頭の日本馬が参加した今年のドバイは、舞台が、新設のメイダン競馬場に移り、ブエナビスタ以外の3頭は、オールウェザートラックでの出走。
 そこで、ダート路線の馬、芝路線の馬、ともに、差のない競馬になったことで、来年以降のドバイ、もっといえば、オールウェザートラックが増えつつある世界で、日本馬の可能性が広がったといえるかもしれません。
 勝ち星はなかったとはいえ、希望のみえた、今年のドバイミーティングだったと思います。
 いままで自分が読んできたきたみりゅうじさんの本は、ワンテーマで、かっちりとまとめられている印象が強いのですが、比べると、今回は、連載をまとめた本というせいもあってか、やや、とりとめのない感じ。
 いや、だから良くないというわけではなく、より“エッセイ”的で、楽しめました。

 とりとめがないといっても、軸は、ちゃんと、あるわけで、タイトル通り、きたみさんが、SEとして会社勤めをしていたときの話が中心(いままでの本と重なる部分もありますが)。
 中には、なかなかに過激な物言いもあったりして(ご本人いわく「食あたりにご注意を」(笑))、なんというか、それが、紛うかたなき、当時の感情なんだろうな、と…。
 でも、全体的には、しんどかったであろうこともさらりと、時には笑いにさえして、そこはさすがの、“きたみ流”なのでした。

 印象に残ったのは、この一文。
 「お仕事とは金になってナンボの世界」
 まさに。
 自分の仕事は、ちゃんと、金になってるだろうか(汗)…。
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[10/04 山手のドルフィン]


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