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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 エイタイムではなく、モンサン。ついでにいえば、同じ武宏平厩舎。
 中山グランドジャンプを制したのは、重賞初制覇がJ・GⅠ、8番人気の伏兵メルシーモンサンでした。

 ただでさえタフな中山コースに、前日まで降り続いた雨で、馬場は不良。
 勝ちタイム 5分3秒5という大消耗戦は、高野容輔騎手(こちらも障害重賞初制覇)のレース後のインタビューにあった、“スタミナには自信あり”のメルシーモンサンにとって、うってつけの舞台だったよう。パドックの馬体は、がっしりと、確かに、力馬の雰囲気がありました。

 一方のメルシー、というか、本来はこちらが主役のはずだった、断然の1番人気メルシーエイタイムは、まさかの落馬。まさに、明と暗。
 こういう不良馬場は合わなかったか、道中の行きっぷりが悪く、落馬がなくても勝負になったかどうか。落馬も、飛越の失敗というより、なんだか、力尽きて落ちたようにみえました。
 パドックの馬体も、やや、細く映り(昨年の中山大障害とは2kgしか変わらないのですが)、ひょっとしたら、状態絶好というわけではなかったのかもしれません。

 2着にはいったのは、オープンガーデン。父は、中山GJ2連覇のゴーカイで、惜しくも、父子制覇ならず。
 それでも、少しずつ、J・GⅠでの前進がみられ、おそらくは例がないJ・GⅠの父子制覇(なにせ、障害馬の種牡馬入りが珍しい…)も、いよいよ、射程圏か。父が3年連続2着に泣いた中山大障害でのリベンジが先になるかもしれませんが。

 馬券は、「パドックの馬体も、やや、細く映り」とか言っておきながら、メルシーエイタイムから(汗)。
 流した相手が、1・2・3着にきて、縦目といえば縦目だけど、軸が落馬じゃあ、さすがに、惜しいとはいえません…。
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 リーチザクラウン1年2ヶ月ぶりの勝利は、マイル戦。
 いきたがるスピードがあるとはいえ、印象は一本調子、マイルでは、切れ負けするんじゃないかと、半ば、確信に近く思っていたので、ラスト34.0秒の脚で、トライアンフマーチをとらえきったのには、脱帽。大変、失礼いたしました(汗)。

 今回、逃げなくても競馬ができたのは、マイルなら他に速い馬がいること、加えて、安藤勝巳騎手への乗り替わりも大きな要素だったような気がします。
 これは、武豊騎手がどうというわけではなく…、というわけでもなく…、正直にいってしまうと、武豊騎手がリーチザクラウンを御しきれていないんじゃないかと、こちらは、確信では、全然、ないけれど、そんな感じがしていて、違う騎手でのリーチザクラウンを見てみたいと思っていたのでした。あのイナリワンを春の天皇賞で乗りこなしたほどの騎手に対して、大変、失礼な話だとは承知しつつ(汗)。
 今回、安藤勝巳騎手に変わって、劇的に折り合いが改善されたわけではないのですが、道中、いきたがって一気にポジションが上がっていったときに、ハナまではいかせなかったところに、安藤勝巳騎手の意思(腕)があったように思え、だからこそのラスト34.0秒なのでは、と感じました。もちろん、武豊騎手なら、もっと、スムーズに折り合えてたかもしれないし、逆に、ハナにいかせて、もっと強い勝ち方をさせたかもしれないし、全ては、結果論にすぎないのだけど。

 なにはともあれ、リーチザクラウン、これで、路線は定まったか。個人的には、まだ、中距離向きの馬だと思っているので、好転なるかは半信半疑なのですが(しつこい(笑))。

 この一戦、本来、注目していたのは、有馬記念以来の出走、グラスワンダー産駒のエースになってほしい、セイウンワンダー。
 スタートは五分、しかし、ついていけなかったか、いかなかったか、位置取りは後方で、そのまま、直線。もうどこにもないだろうとあきらめていたら、なかなかの伸び脚で4着まで押し上げて、少しは、かっこがついた感じ。ただ、いつも、善戦どまりだなぁ…。
 この馬も、決して、マイラーではないと思うのだけど、春の目標は安田記念だとか。メンバーが手薄になりそうだし、むしろ、春の天皇賞に向かってほしいと思っていたので、ちょっと、がっかり。
 とはいえ、マイル路線も、層は厚くはなさそうなので、期待していないわけではありません。グラスワンダーに、久々のGⅠを!
 ビデオに録ろうと思ってたけど、録ると、後で見ればいいやってなって、後で見ればいいやってなると、なにせ、三話あわせて8時間以上、面倒になって見ないであろうことは、火を見るより明らかで、三谷幸喜好きとして、それはあるまじきこと。
 なので、がんばって、金・土・日の3日間、夜9時からの2時間超、毎日、きちんと、テレビの前へ。最近は、決まった時間に、しかも、定期的にテレビを見るということを、あまり、していないので(除く競馬中継(笑))、なんだか、新鮮な感覚でありました。

 ホームドラマという題材ゆえか、三谷作品初登場の役者さんが多かったせいか、いつもの三谷さんのカラーは、やや、薄かったような印象。
 とはいいつつ、名だたる役者をこれでもかと揃えながら、浮かれた豪華さを排し、それでいて、皆の存在感をきっちりと際立たせる(誰ひとりムダに思わせない)、見事な交通整理は、さすが、三谷さん(もちろん、役者さんの力もすごい)。ところどころの笑わせどころも、やはり、コメディライター、らしさがありました(つるちゃんの、流転しながら八面六臂の活躍は、「新選組!」の捨助かと(笑))。

 昭和の事件や著名人を次々と折りこみながらの展開も面白く、シリアスなドラマであれば、途端に嘘くさくなるところ、コメディならではの“説得力”で、大胆に見せ切った感(「わが家の歴史」をコメディというわけではないけれど(笑))。なんというか、コメディのもつ可能性、そして、底力をみることができた気がします。

 ビデオに録らなくて(そして、録りっぱなしにならなくて)、よかった。リアルタイムで見ることによる高揚感も感じることができたし(生放送じゃなくてもそういう感じってあるんだなぁ、と)、3日間、8時間超、テレビに捧げた甲斐が、十二分にありました。
 三谷さんの新境地にして真骨頂のドラマだったと思います。
 今年の桜花賞は、関西テレビ馬場鉄志アナウンサーの、最後の競馬実況となりました。この秋に、定年をむかえるようです。
 スタート前の、「大変に私事ですが、この桜花賞をもって競馬の実況にピリオドを打ちたいと思います。三十有余年にわたっての叱咤激励、本当にありがとうございました」の言葉に驚き、そして、感無量になりました。

 関西テレビの競馬実況といえば、なんといっても、杉本清アナウンサー。その影に、長い間、隠れていた感はありますが、馬場アナの実況もうまいと思っていたし、好きだったので、名手がふたり、西で重なっているのが、東の住人としては、実にもどかしく、西のGⅠは杉本アナでいいとして、東のGⅠを馬場アナがしゃべってくれればいいのにと、ずっとずっと、切望していたものです。

 馬場アナといえば、印象が強いのは、“ラストラン”にもなった、桜花賞。
 特に、スタート直前に口にするフレーズが好きでした。

 「咲くもよし散るもまたよし十八本の桜花(さくらばな)」(94年・オグリローマン)

 「いざ、京の都の花戦(はないくさ)」(95年・ワンダーパヒューム)

 「咲けば散る咲かねば恋し十八頭の女馬」(99年・プリモディーネ)

 「華やかでしかし儚くも哀しい桜花賞」(09年・ブエナビスタ)

 ゴールの実況では、これを思い出します。

 「花曇りの空に一等星輝きました、ベガ優勝です!」(93年・ベガ)

 これを受けて、オークスでは、フジテレビの三宅アナが、「西の一等星は東の空にも輝いた!」とやりました。

 シンプルだけど、直線のこれも好きです。

 「一番外からオグリオグリオグリっ!!」(94年・オグリローマン)

 たたみかける繰り返しに、直線の興奮が伝わってきます。
 エリザベス女王杯の、「内からダンスダンスダンス!ダンスパートナー!!」というのもありました。

 ついこの間、杉本アナからGⅠを引き継いだばかりのように思っていましたが、一番長くしゃべっている桜花賞は、もう、20年近く。もちろん、それ以外のレースも、たくさん、しゃべっていたわけで、馬場さんの声が聞けなくなるのは、本当に、寂しくなります…。

 長い間、お疲れ様でした。

 「さあ、18頭のゲートインが終わります。憧れの花舞台、あのラブミーチャンもあこがれた花舞台です。態勢完了、スタート!…」
 やはり、今年も、2歳女王は強かった。
 1番人気にこたえて、アパパネ、一冠です。

 逃げ馬不在、それでも、レディアルバローザあたりがいくのだろうと思っていたら、ハナをきったのは、なんと、3番人気オウケンサクラ。さすがは、常に虎視眈々の安藤勝巳騎手。
 展開が読みづらかったこのレース、しかし、人気馬、しかも、安藤勝巳が逃げたとあらば、レースの力点は、はっきりと、前へ。アパパネにしてみれば、おかげで、気兼ねなく、前に専念できたかも。
 先入れのゲートは、それほどてこずらなかったものの、道中はかかり気味で外に逃げるような場面もあり、相変わらず、難しいところをみせながら、それでも、絶妙のペースで逃げたオウケンサクラを、きっちりと、つかまえきったあたり(しかも、桜花賞レコード)、着差以上に、アパパネの強さを感じました。
 ただ、気性や体型や血統をみると、この強さはマイルでこそ、のようにも思え、はたして、距離伸びるオークスでは、どうなのか。まあ、この時期の牝馬は、距離適性を絶対能力でカバーしてしまうことも、多々、あるわけですが。

 桜花賞で、関東馬が1番人気・2番人気をしめたのは、22年ぶりのこと(前回は88年のスカーレットリボン・スイートローザンヌ。懐かしい!!)。
 アパパネ同様、関東の期待を背負った2番人気アプリコットフィズ、しかし、結果は5着。
 小柄な馬体で、輸送減りが心配でしたが、マイナス4kgなら許容範囲、パドックでの雰囲気は絶好にみえました。
 1番枠を利して、道中は内々の経済コース、アパパネよりも前に位置する2~3番手は絶好位。そこから、直線、伸び切れなかったのは、マイルのレコード決着には向かなかったということか。
 クイーンCをみたときから、阪神よりも東京向きではと感じた馬。オークスで、あらためて、期待ですが、なにせ、小さな馬、オークスを狙うには桜花賞は回避した方がいいんじゃないかと思ったりしてたので、遠征の疲労が残らないかが、少し、心配ではあります。

 馬券は、アパパネの単勝的中でプラス。
 ただし、戦前はアパパネ絶対と思っていながら、パドックで、2kgとはいえ増えた馬体をみて(当然、絞ってくると思ってた)、狙い目を下げ、逆に、ここでは買うつもりのなかったアプリコットフィズを引き上げてしまったので、プラス幅は縮小、ほぼ、とんとん。
 ちょっと、複雑…。
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[10/04 山手のドルフィン]


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