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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 荻原浩初めての短編集は、長編の様々な作風から想像される以上に、バラエティに富んだ作品集でした。
 ファンタジーあり、不気味あり、笑いあり、ブラックあり、短編ならではの仕掛けあり、もちろん、ハートウォーミングあり。

 表題作の「押入れのちよ」は、ちょっと(かなり?)ついてない青年と押入れに住みついた明治生まれの14歳の幽霊の話。
 途中はコミカル、最後でホロリの、短くても、しっかり、荻原ワールドの作品ですが、この作品をとっかかりに、中に入っていけば、そこに広がるのは、今までに見たことのない荻原ワールド。

 荻原浩が読めるのに、短編じゃもったいないと思ってたけど、まったくの考え違い。
 贅沢な一冊でした。
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 レース前は三強といわれながら、1番人気、2番人気が、14着、13着と、大敗。
 唯一、面目を保ったのが、3番人気のアンライバルドでした。

 4コーナーからまくって、直線抜け出すときの速さは、一強ともいうべき、次元の違う脚。
 前走も、速い脚を使いましたが、スローが幸いしたんじゃ…?と、ちょっと、疑ってました。それが今回、1000m通過59.1秒の淀みない流れで、破壊力は、さらにアップ。加えて、勝ちタイムは、レースレコードに0.2秒差の好タイム。おそれいりました。
 当然、ダービーでも、最有力候補になるでしょうが、距離伸びて、この脚が同じように繰り出せるのか…、懲りずに、また、疑ってみたくもあったりして(笑)。

 4戦4勝。単勝1.7倍と、断然の支持を受け、三強ではなく一強では、とさえ思われていた、ロジユニヴァース。
 全くの見せ場なしは、速いタイムに対応できなかった、というだけでは、説明がつきにくいような気もします。マイナス10kgの馬体は、後から思えば、やや迫力不足にも感じられました。
 勝機がなくなった直線は流していた風にも見え、14着という着順ほどの差はないとは思うのですが、はたして、ダービーでの巻き返しはあるのか。距離伸びるのは問題なさそうなのですが…。

 レースにならなかったのが、リーチザクラウン。
 一本調子の逃げ馬というイメージはありましたが、ハナに立てないと、ここまで、もろいとは。武豊騎手にしては珍しく、馬との呼吸が、全く、あっていないようにみえました。
 スピードはあるのでしょうが、馬体からは、距離が短くなっていいようにも思えず、次走は、どこにいくのか、どんなレースをするのか、気になるところです。

 人気薄で2着に健闘のトライアンフマーチは、最後方待機で展開が向いたのもあるでしょうが、単なる漁夫の利にはみえない、力強い伸び脚でした。
 母キョウエイマーチという良血馬。もう一絞りできそうな馬体で、ダービーでも要注意になりそうです。

 馬券は、セイウンワンダーの複勝で的中。870円は、思わぬ好配当に嬉しい反面、あまりに侮られすぎて悔しくもあり、ちょっと、複雑(笑)。
 もちろん、勝ってほしかったけど、前走が前走だし、パドックでも、10kg減とはいえ、もう少しすっきりしてほしい馬体、かつ、いれこみもあったりして、正直、自信はもてなかっただけに、この結果は、とりあえず、良しとしていいのではないかと。
 馬体からは、もう一段階良くなりそう(体重はそれほど減らさず引き締まってほしい)、距離も大丈夫、広いコースはなお良し、という印象で(ひいき目のあるなしは、とりあえず、おいといて(笑))、ダービーは、大いに大いに、期待できそう。
 今度は、自信をもって応援します!
 マルカラスカルがいない(残念…)、メルシーエイタイムがいない、ただ1頭の外国馬は、前走のペガサスジャンプS10着。
 正直、役者不足の感は否めなかった、今年の中山GJでしたが、実力馬2頭の、ラスト1分以上に及ぶ熾烈なマッチレースが、レースを盛り上げてくれました。

 勝ったのは、スプリングゲント。
 元々が、障害デビューから無傷の6連勝で、No.1ジャンパーの座が目の前にあった馬。それが、屈腱炎で、2年近くの休養となり、気がつけば、もう9歳。
 よくぞ、あきらめず、よくぞ、ここまで、立て直してきたものだと思います。待ちに待った、J・GⅠのタイトルとなりました。

 キングジョイも、さすが、昨年の大障害馬。
 積極的に攻めてでて、スプリングゲントに前に出られてからも、全く、引かず。最後の最後まで、食い下がりました。
 スプリングゲントにマークされる立場にあった分、苦しかったんじゃないかと思いますが、堂々たる競馬でした。

 馬券は、枠連的中も、断然の1番人気。しかも、買った時点より、さらに、オッズが下がって、当たって、大幅マイナス…。
 逃げたコウヨウウェーブの単勝をもっていたので、3分30秒間は、楽しめました(笑)。
 ルミネtheよしもとで、吉本新喜劇。
 普段なら、別に、変わったことではないのですが、今月4月は、「吉本新喜劇50周年スペシャル」。いつもの東京組に、本場、大阪組が加わる、東西コラボレートの新喜劇が行われるのです。
 関東在住ながら、吉本新喜劇好き。しかも、新喜劇と銘打たれていても、東京新喜劇は“なんか違う”と思ってる身にとっては、絶好の機会。
 行ってきました。

 観に行ったのは、12日の3回目公演。
 残念だったのが、新喜劇→ネタ、の順で上演されたこと。できれば、締めは新喜劇であってほしいのですが、いろいろと事情があるのでしょうかね…。

 ネタの出演は、だいたひかる、ペナルティ、村上ショージスペシャル、レイザーラモン、品川庄司。
 村上ショージで、結構、笑ってしまったのが、悔しい(笑)。

 さて、お目当ての新喜劇。
 この日の座長は、西から辻本茂雄、東から石田靖でした。

 舞台は、民宿花月。
 親から受け継いだ民宿を守るためにがんばっている女将。しかし、経営状態は苦しく、そのうえ、夫は、歌手になる夢を捨てられずに出ていったきり。
 そんな民宿花月に、大会社が土地を買収しにくるわ、夫がつくった借金の取立て屋が次から次へとやってくるわ、おまけに、取立て屋が揃いも揃って女将の妹にひとめぼれ、ついでに、大会社社長のアホボン(吉田ヒロ(笑))まで女将の妹にプロポーズと、それはもう、大騒ぎ。
 そこへ、3年間、音信不通だった夫が帰ってきて、さらに、麻薬の密売屋まで巻き込んで、はたして、民宿花月はどうなってしまうのか…?

 舞台が民宿、しかも、お客さんを迎えに行った従業員が帰ってこないというくだりがあったので、これは茂造じいさん!、と思いきや、その従業員は藤井隆で、辻本座長は、取立て屋で登場。これは、意図的なフェイントだったのでしょうか(笑)。山田亮、平山昌雄を従えて、おなじみ、ローテーショントークが炸裂しました。

 公演時間は、いつもより長い、1時間30分。
 スペシャルだけあって、出演者が、とにかく多く、大阪組だけ、東京組だけでも、芝居がつくれるんじゃないかと思うほど。
 正直、いつもの辻本座長の芝居を、いろいろなキャラをはめこんで伸ばしたような風があって、少し、冗長に思えたのと、大阪組と東京組のからみが、ちょっと、こなれてなかったかなという感じはありました。
 それでも、シーンシーンの爆笑は度々で、やはり、新喜劇は面白い。

 東京組で、特に印象に残ったのが、バイキングとアップダウン。
 強烈なキャラクターで押しに押すバイキング、対照的に、キャラの面白さがストーリーに違和感なく溶け込む芝居のアップダウン。たまには東京新喜劇もいいかも、と思いました。

 今月は、この後、品川にオープンする、よしもとプリンスシアターで「品川花月」があって、来月は、新宿で50周年記念公演。
 関東在住で、これだけ立て続けに、本場の新喜劇を観ることができるなんて、これを幸せといわずになんというのでしょう。
 57年ミスオンワード 100円、75年テスコガビー 110円、そして、今年のブエナビスタの単勝 120円。
 歴史に残る大本命での勝利でした。

 道中は後方2番手。直線、大外へまわってレッドディザイアとジェルミナルの間を割ろうとするも、割れずに、さらに外へ。
 若干、スムーズさを欠いても、前さえ開けば、もう大丈夫。一番長い距離を走りながら、一番速い脚での差し切り勝ちは、展開の見た目よりも安心感があり、着差の見た目よりも完勝でした。

 とはいえ、2着のレッドディザイアも、一瞬、やったかと思う内容。
 こちらも末脚自慢ながら、さすがに、ブエナビスタより後ろからいくわけにもいかないのが、つらいところ。早めに動いての、この結果は、力の証明でしょう。

 桜花賞をみる限り、オークスに向けては、この2頭が抜け出した印象があります。
 ただ、ブエナビスタは、あまりに完成されていて上積みがどうなのか疑問があるし、レッドディザイアは、馬体を見た感じ、いわれてるほど距離延長がいいわけでもないような気がして、他馬に逆転の目がないわけでもないように思ったりもします。
 忘れな草賞を勝って2戦2勝のデリキットピースなんかは、ちょっと、注目してみたいところです。

 馬券は馬単で的中。
 ブエナビスタの頭は問題なし。レッドディザイアがパドックでとても良くみえて、相手はこれで決まりかと思うも、キャリア・脚質・ローテーションから、どうしても危険な人気馬の匂いがしてしまい、結局、抑え程度まで狙いを下げてしまいました。
 まあ、パドックを見なければ、レッドディザイアは買ってなかったはず。拾えただけでもよかったということで…。
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[10/04 山手のドルフィン]


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