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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 ベルモントSの勝ち馬、サマーバードの骨折は残念。日本馬も好メンバーが揃ったのに、サマーバードが回避した途端、小粒に感じてしまい、なんという、外国馬至上主義(汗)。

 今後、その外国馬至上主義を返上させてくれるか、エスポワールシチー、強かった。
 無理に逃げなくても、という余裕が、競りかける意味なしと思わせたか、1番人気にしてはマイペースの逃げで、終わってみれば、3馬身1/2差の楽勝。
 ダート戦で4連勝後、初重賞の平安Sは2着、初GⅠのフェブラリーSは4着と、いわゆる、“壁にあたった”かと思いきや、トップハンデものかはマーチS、カネヒキリを破ったかしわ記念、サクセスブロッケンを破った南部杯、そして、このジャパンカップダートと、スケールアップして、再びの4連勝。
 あとは、ダートのチャンピオンディスタンス2000mでの競馬をみてみたいところではありますが、群雄割拠のダート路線、ひとまず、エスポワールシチーが頂点にたったといってよさそうです。

 レベルが高いといわれる3歳世代から、2着にシルクメビウス、3着にゴールデンチケット。
 テスタマッタ、トランセンド、エーシンモアオバーと、ここにきて連勝のとまる馬が続いて、正直、世代レベルは過大評価されてるんじゃないかと思ったりもしていたのですが、やはり、層は厚かった。
 この世代から、どれだけの馬が、エスポワールシチーのようなスケールアップをみせてくれるのか、楽しみです。

 ダート路線に長く君臨、前走もJBCクラシックを勝っているヴァーミリアンは、いいところなしの、8着大敗。
 おそらくは、長距離、しかも、東京のような広いコース向き。地方の競馬場では、相手関係もあるし、地力で先行、押し切ってこれましたが、中央勢相手に小回りの1800mでは、うまく立ち回れなかったか。
 それでも、昨年は、不利がありながら3着にきているわけで、さすがに、もう7歳、パドックでは、馬体はこれといって悪くはみえないものの、以前の威風堂々といった雰囲気が感じられず、あまり目立たなかったような気がします。
 出走するなら、東京大賞典では、好勝負も可能だとは思うのですが、中央での成績と地方での成績に、あまりに落差があると、距離や競馬場の砂質などの条件の違いもあるとはいえ、交流GⅠが“しらける”ことになりはしないかと、ヴァーミリアンは好きな馬だけに、少なからず、複雑な気分です。

 馬券は、世代レベルは過大評価ではないかといいつつ、3歳のワンダーアキュート(おい(笑))。大外枠は気になったものの、パドックで、14kg増ながら太くみえない馬体が絶好にみえました。
 みえたはずですが、スタート直前、大外ゆえ、最後にゲートに入るワンダーアキュートをみたら、あれ、ちょっと、太い…?
 結局のところ、太かったかどうかはともかく、6着で、馬券圏外(泣)。

 もう1頭、注目したのが、ボンネビルレコード。
 中央入りしたいまでも、やたらと相性がいいのが、南関東時代の主戦、的場文男騎手。当然、地方で出走するときしかコンビは組めないのですが、今回、的場騎手のワールドスーパージョッキーシリーズ出場(初出場!)により、中央のGⅠで、待望のゴールデンコンビ実現。
 ミラクルを期待したのですが、結果、11着。まあ、15番人気だから仕方はないけれど。
 ただ、最内へつっこんで、一瞬、見せ場はつくったようで(リプレイで気づいたのですが(汗))、さすがは的場騎手といっておきたいところ。WSJSは残念でしたが…。
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 ジャパンカップ前日の東京競馬場。
 一昨年までは、ジャパンカップダートで盛り上がった開催日ですが(小田和正が来場して「woh woh」を歌ったことも!)、いまは、オープン特別がメインの、普通の土曜日。
 土曜日のGⅠという特別な感じがなくなったのは残念だけど、ジャパンカップ前日の華やかな雰囲気をのんびりと楽しめるようになったのは、これはこれで、悪くない気もします。
 特に、この日は、いい天気。競馬日和でした。

 この日は(この日も(汗))、大幅な出遅れで、1Rには間に合わず。
 慌しくなるので、2Rも見送るつもりでいたのに、競馬場に着いて、周回中のパドックが目に入ったら、見送るなんて、とんでもない、結局、慌しく、パドックの最終周回だけ見て、慌しく、参加。
 こういう“飛び込み”って、得てして、当たらないものだけど、枠連と複勝が的中。

 これは幸先よし!

 …のはずが、3Rを外し、4Rの障害は断然1番人気の複勝(ローエングリンの弟!結果、3着)、午後は、8Rまで連敗、ようやく9Rでワイド的中、でも、勝負の単勝は外れて、当たってマイナス。
 10R、枠連と単勝で、少し、取り戻したところで、早くもメインへ(早く感じるのは、出遅れたからか(汗))。

 この日のメインレースは、1600mのオープン特別、キャピタルS。
 注目してたのは、皐月賞2着も、その後、精彩を欠いている、トライアンフマーチ。
 前走の菊花賞では、道中、武幸四郎騎手が、事故??と思うくらいに立ち上がってのけぞる騎乗で、制御するのに四苦八苦。
 それだけ派手に騎手とケンカしながら9着までくるんだから、スタミナはあるはず、ただ、あまりにあまりの気難しさに、折り合いのつけやすいマイル戦を選んできたのでしょう。
 大敗続きで人気は落ちるだろうから密かに狙い目…、なんて思ってたら、そんなことはない、1番人気で、ちょっと(実は、かなり)、がっかり。
 母キョウエイマーチのせいか、スミヨン騎手のせいか、相手関係のせいか。みんな、考えることは同じなのでした。

 パドックでは、そんなに荒くれ者であるようにはみえず、落ち着いて、気配もいい感じ。
 そうはいっても、前走が前走、ひょっとして、これは仮の姿…?と思いきや、レースでも、しっかり、中団で折り合い、一気に抜け出す快勝。距離短縮で、ようやく、力の発揮となりました。
 馬をみた印象では、あまり、マイラーという感じはなく、中距離が合ってそうな気もするのですが、現状の気性を考えると、やはり、短距離路線なのでしょうか。
 ちなみに、この日6Rの新馬戦で、メジロドーベルの娘、メジロオードリーが勝利。
 97年の牝馬クラシックをわけあった2頭が、母としての競演となりました。

 馬券は、枠連、単勝に、3着にはいった11番人気アップドラフトの複勝も的中。
 おかげで、この日のトータルは、わずかながら、プラスに浮上し、9Rまでの状況を考えると、よく、立て直したものだと自画自賛(笑)。
 ただ、これで安心したのがよくなかったか、最終12Rは、何かの足しに、と買った2番人気の複勝のみ的中で、マイナス。

 結局、最終的には、15R 5,000円の購入に対して、6R的中の4,520円払い戻し。再逆転負けに終わったのでした。

 今年の東京開催も、これが最終週。パドックには、枯れ葉が舞い、秋から冬へ。
 もうすぐ、一年も終わりです。
 この秋、毎日王冠2着、天皇賞・秋3着と勝ち星なし。
 しかも、ブリーダーズカップ・ターフを連覇した馬がいて、昨年のジャパンカップ馬、菊花賞馬がいて、それでも、1番人気。
 マイラーとまでは思ってなかったし、衰えたとも思ってはいなかったけど、この相手で、2400mは厳しいと思ったし、上積みはなさそうと思っていたのも、また確か。
 1番人気になったことに驚かされ、そして、それ以上に、1着になったことに、驚かされ…。
 この馬に、この言葉を言わされるのは、もう、何度目のことか。

 すごい。

 おそれいりました。

 「牝馬のダービー馬」という肩書にかけられた、普通のダービー馬、ましてや、普通の牝馬が背負うことのないような、ともすれば、過剰ともいえる期待。
 過剰な期待は、敗れれば、過剰な落胆となり、でも、その度に、落胆に利子をつけて返す復活劇を演じてみせて、積み重ねたGⅠは、堂々、7つ。
 重すぎるんじゃないかと思っていた「牝馬のダービー馬」という肩書を、気がつけば、はるかに越える馬になっていました。

 2分22秒4、2cm差の激戦を制した代償か、鼻出血を発症して、有馬記念は回避が確定(元々、出走の可能性は低かったように思うけど)。
 年が明ければ、もう、6歳で、このまま、日本牝馬初のジャパンカップ制覇がラストランになれば、波乱万丈を締めくくるのに、申し分のないハッピーエンドだと思うのですが、なにせ、常に挑んできたウオッカ、そうシンプルに収まるのか油断は禁物、動向から目が離せません。

 今回、劇的に勝利したウオッカの鞍上にいたのは、武豊騎手から乗り替わったルメール騎手。
 この乗り替わり、武豊騎手がリーチザクラウンを選んだわけではなく、ウオッカ陣営によるルメール騎手へのスイッチとのことで、レース前から、大きな話題となりました。
 2年前の日本ダービー、アドマイヤオーラの乗り替わりも、なかなかの衝撃でしたが、あれは、オーナーの個性(笑)による部分も、なきにしもあらず。比べると、今回は、もう少し、意味が大きいような気がします。
 もちろん、トップジョッキーだって、乗り替わりはつきもので(例えば、菊花賞のアドマイヤメジャー、安藤勝巳騎手から川田騎手とか。あ、これも、アドマイヤだ(笑))、いちいち、驚くことではないはずなのですが、驚いてしまうのは、それが、武豊騎手だから。よくある「鞍上強化」という言葉、その行き着く先は、ずっと長い間、武豊騎手でした。
 現在、全国リーディングは内田博幸騎手を追いかける立場、当たり前のように騎乗していたGⅠもこの秋は、スプリンターズS、マイルチャンピオンシップと騎乗馬なし。
 これまでが、あまりにすごすぎただけで、これで、“衰えた”などというのは、天皇賞・秋をみてウオッカが衰えた、というのと同じくらい、ナンセンスな話なのでしょうが、ひょっとしたら、周囲の環境も含めてのターニングポイントにはあるのかもしれません。

 馬券は、ウオッカの応援馬券のみ的中の大幅マイナス。
 基本、ウオッカは、いつも買うのですが、馬券で勝つつもりで買うとこないで、応援程度に買うと勝つ。馬券の相性は、きわめて悪い馬です(笑)。

 中心にしたのは、スクリーンヒーロー、コンデュイット。
 スクリーンヒーローは、ひいき目ありにせよ、パドックではよくみえて、かなり期待したのですが、信じられない大敗…。
 直線、途中から、デムーロ騎手が追ってなかったし、レース後まもなく、有馬記念を回避、休養入りの話がでたことを考えると、どこかしらに不安があったのかもしれません。天皇賞・秋の好走が悪い方にでてしまったのでしょうか。
 春、無事に戻ってきてくれることを願います。

 コンデュイットは、追い切りの映像の、馬体のやわらかさが気に入って、日本の馬場もよさそうに思えたのですが、さすがに、時計が早すぎたか。
 ただ、きついローテーションや出遅れを考えれば4着なら健闘ともいえそうで、種牡馬として楽しみです。

 いろいろいわれながらも、ジャパンカップ史上初、6年連続出走となったコスモバルク。
 なんと、今回は後方待機策。それでも、折り合いに苦労する感じはなく、4コーナーでの手応え、そして、直線の脚色に、一瞬、夢をみました。
 おそらく、次走は、これも6年連続出走となる有馬記念。
 ジャパンカップの走りをみるかぎり、そんなに悪くはないような気もするのですが(ひいき目ありにせよ)、きっとまた、いろいろいわれるんだろうな…。
 カンパニーが、8歳(旧年齢なら9歳!って、それはもういいか(笑))にして、GⅠ2連勝で有終の美。
 引退レースを勝つのは意外と難しい印象があり、かつ、GⅠ1番人気の横山典騎手に一抹の不安もあったりして(汗)、ちょっと(実は、かなり)、疑ってかかっていたのですが、常識を超えたミラクルホースに、そんなの、一切、関係なし。見事な大団円でした。

 確かに強かったカンパニー。ただ、8歳までがんばったカンパニーへの、馬の神様からのご褒美か、このレース、相手関係に恵まれていたのも、また確か。

 マイネルファルケの単騎逃げは予想通りで、1000m通過58.7秒。
 先週の今週で、また、逃げ馬を楽にいかせてしまうのは、後ろの馬に、積極的になるだけの力の裏づけがないからか。もちろん、脚質があるだけに、そう簡単な話でもないとは思うのですが。
 なんにせよ、理想の逃げに持ち込めたマイネルファルケが渋太いのは、実績がしめす通り。さすがに、カンパニーにはねじふせられましたが、2着を確保してみせました。

 3着は、フランスからきたサプレザ。
 パドックをみた限りでは非力な印象を受けたのですが、イギリスGⅠは伊達じゃない。ペースが楽だったのも幸いしたか、34.0秒の末脚で、外国馬として初めて、マイルチャンピオンシップで馬券対象となりました。
 先週のシャラナヤに続く外国馬の好走は、JRAの外国馬誘致の努力による質の向上も、当然にあるとして、一方で、ひょっとしたら、レースレベルが下がっているんじゃないかと、そんな気もしたりするのですが、はたして…。

 馬券は、カンパニーからの枠連とマイネルファルケの複勝でプラスに。
 和田騎手の逃げは要注意。そんなことを聞いたことがあって(コスモプラチナのマーメイドSとか)、期待したマイネルファルケですが、実にさりげなく逃げ粘った感じがしました。
 和田騎手は、“馬が逃げ方を知っていた”といったようなコメントをだしたそうで、これもまた、さりげない。
 このさりげなさが、なんともいい感じで、これからも、和田騎手の逃げには注目したいと思います(これって、“なにをいまさら”なんでしょうかね(笑)?)。
 痛快な大逃げでした(テイエムプリキュアの複勝をもってたせいもあるけど(笑))。

 クィーンスプマンテの田中博康騎手は、3F目から7F目までをすべて12.2~12.3秒でいく、絶妙のマイペース。
 なにがなんでもの逃げ宣言から、ハナにたってからは、すぐ後ろのテイエムプリキュアに臆することのない、冷静な逃亡策でした。

 そのテイエムプリキュアも、今回はハナにこだわらず、2番手で、こちらもペースは絶好。うまくクィーンスプマンテを使って、むしろ、こちらが、影のペースメーカーだったかも。
 早めにペースを上げて、後続を封じ込めたものの、最後、クィーンスプマンテに離されたのは、お互いに楽にいったなかでの力の差といえそうで、これはしかたなかったでしょう。

 道中、最大で20~30馬身くらい離す大逃げで、場内をわかせた2頭、実は、1000m通過は、スローに近い60秒5。
 あくまで、自分のペース、しかも、一定のペースでいっているのに、後続との差が、勝手にどんどん開いていくという、実情は、なんとも不思議な展開なのでした。

 前をいくのが、前走で逃げばてている人気薄、しかも、2頭で競っている(ようにみえる)形、くわえて、レースの支点は後方待機のブエナビスタ。
 そもそも、いつもはスタートから逃げるまでが一苦労のテイエムプリキュアが楽に2番手をとれたように、最初から誰もいきたくなかったようで、先行するリトルアマポーラを、これ幸い、“真の”ペースメーカーと決めつけたら、リトルアマポーラも逸っていく馬ではないだけに(そして、スミヨン騎手も)、みんながみんな、その後ろで折り合うことに躍起になってしまった感じでしょうか。
 一度、定まってしまった隊列は、崩すのが難しいもの。向こう正面で動いていったカワカミプリンセスの横山典騎手は、そのときは、奇襲にみえましたが、ほんとうは、動いて然るべきのペースでした。

 そのカワカミプリンセス(というか、横山典騎手)を追うように、早々と3コーナーからまくっていったブエナビスタ。
 断然1番人気の追い込み馬をあそこから動かしていくとは、安藤勝巳騎手、すごい(届かなかったけど…)。
 そして、それだけ、早くに仕掛けながら最後まで脚色衰えず、レースの上がりより4秒(!)近く速い32.9秒の豪脚は、ブエナビスタも、すごい(届かなかったけど…)。
 ある意味、最強を証明、負けて強しの印象は、同時に、勝ち運に見放されてしまっている感もあり、ひょっとしたら、一息いれて、(いろいろな意味で)たてなおした方がいいんじゃないかと、そんな風に思ったりもしました。

 オペラ賞の勝ち馬、フランスのシャラナヤは、パドックをみた感じ、416kgと小柄ながら素軽さがありそうで、日本の馬場にも合いそうな雰囲気。
 4着とはいえ、33.4秒の末脚は、逃げた2頭を除けば、超スローの上がりだけの競馬になった、その中でも優秀です。
 一度は出走を表明したジャパンカップは回避、来年に向けて休養に入るとのことで、まだ3歳、パワーアップしての再来日に期待します。

 馬券は、テイエムプリキュアの複勝で、なにせ12番人気、複勝でも2,150円。
 実のところ、テイエムプリキュアは、無理矢理ハナを奪うか、クィーンスプマンテが控えるか出遅れるかで、単騎逃げに持ち込むことができれば、ひょっとしたら…、と思っていたのであって、あんな展開になって、2頭仲良く逃げ残ることになるとは、全くの想定外でした。
 柏木集保さんいわく、“5年か10年に一度の競馬”。
 あまりに月並ですが、「これも競馬」なのですね。
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[10/04 山手のドルフィン]


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