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人生とオムレツは、タイミングが大事
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 これまで、地球には、4度の氷河期があり、というか、実は、いまも氷河期の真っ最中、間氷期という、氷河期中の、暖かい時期なのだとか…。

 未婚の母から産まれ、父親がいないこと。(おそらくは)ハーフで、外見が独特であること。いわゆる田舎町に外から越してきた、いわゆる余所者であること。
 小さい頃からずっと、“普通”ではないことで、母を除いて周囲の人たちから、理不尽な扱いを受けてきた、ワタルという少年。
 そんな状況に起因したのか否か、自分自身でも、“普通”ではない部分を感じていて、やがて、11歳のときに、突然、気づいた、衝撃の“事実”。

 自分の父親は、クロマニョン人…。

 あまりに突拍子のない“事実”。でも、それくらい突拍子のないことでないと、ワタルは、自分に対する理不尽を消化しきれなかったかもしれません。
 父親がいないことで、心に大きな穴を抱えていたワタルは、「クロマニョン人の父」によって穴をうめるのですが、クロマニョンという言葉の、元々の意味は、「大きな穴」。穴で穴をうめることは、本当はできなくて、それでも、不定形の穴が定形になって、きっと、何かが入るきっかけにはなったはず。

 そして、サチという少女との出会い。
 自分の“特別”ゆえ内に向かいがちのワタルを外に引っ張り出す(「待てぇ~、クロマニオ~ン」(笑))明るさは、やがて、ワタルの原動力になります。

 紆余曲折を経ながら成長して、「クロマニョン人の父」から、だんだんと“親離れ”していくワタルの姿が胸を打ち、17歳11ヶ月にして、たどり着いたラストシーンに、胸がいっぱいになりました。

 読み終わった後、余韻を楽しみたくて、いくつかの場面を読み返していたら、また、入り込んでしまい、結局、最初から通して、再読。
 最近は、再読すること自体、あまり、ないのに、読み終わってすぐに読み返すなんて、いつ以来のことか。
 それだけ、自分の中に、確かな印象を残してくれた物語でした。
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 関東馬が阪神JFを勝つのは、5年ぶり。もっと、ひさしぶりだと思ってました(5年前に勝ったショウナンパントルが、その後、いまひとつだったせいもあるのでしょうが…)。

 前走の赤松賞が、一気の差し脚をみせる印象的な競馬で、重賞ウィナーが揃った中でも2番人気に推された、アパパネ。
 早めに栗東入りする、流行りの“栗東留学”の成果もあったか、馬体はふっくらと、いい雰囲気でした。
 大外枠で掛かるのを心配するコメント、加えて、なかなかゲートに入らなくて、不安をあおるも、いざ、スタートしたら、折り合いスムーズ、直線は、大きくばらけた馬群の内目に入って、前走同様、あっという間に抜け出してみせました。
 レースセンスはありそう、馬体も成長がみこめそうな感じで、ここは、素直に、桜花賞の最有力候補とみていいのではないでしょうか。
 キングカメハメハは、これが、産駒のGⅠ初制覇。
 カンパニーで脚光の8歳世代。こうしてみると、自分がGⅠを勝つより、子供がGⅠを勝つ方が、やっぱり、自然かも(笑)。

 1番人気のシンメイフジは、5着。
 後ろからいく馬とはいえ、出遅れは痛かった。新潟2歳S以来の休み明けも響いたか、状態は良さそうにみえたのですが。
 もうひとつ、岩田騎手のリズムも、ここのところ、あまり良くないのかなと。
 信憑性は不明なのですが、騎乗フォームを変えようとしているとの話も聞こえ、そういう目でシンメイフジの追い方を見ると、なにかバランスが崩れているような気も…。いや、馬が伸びてないわけではないし、考えすぎかもしれませんが。

 馬券は、単勝と、アパパネとシンメイフジが同居の8枠流しで枠連的中。
 枠連は、アパパネが抜け出した後は、2着から6着まで、どれがきてもOK。しかも、きたのは、一番、高目(まあ、どれも、そんなには変わらなかったんだけど)。
 今年の競馬も、あと2週。この調子でいきたいものです。
 ドリームサンデーが脚を伸ばしたときは、また逃げ馬にやられるか!?、と焦ったけど、今度は、しっかりと差し切って、待望の重賞初制覇!

 新馬勝ち(2着はトールポピー!)から、故障もあって、ちょっと、時間はかかったものの、元々、期待の大きかった馬。ハンデ戦のGⅢとはいえ、結果がでて、まずは一安心。これで、軌道にのってほしい。

 スクリーンヒーロー引退すぐさまの重賞制覇は、アーネストリーがグラスワンダー産駒の代表格として、バトンを受け取ったとみました。
 来年は、当然、GⅠへ!!
 ジャパンカップを大敗してすぐの有馬記念回避の表明に、少なからず不安を感じていたら、その後、全治9ヶ月の左前浅屈腱炎が判明(泣)…。
 そして、どうやら、殊の外、重症だったようで、結局、引退(大泣)…。

 ラジオNIKKEI賞2着、セントライト記念3着と、地味に期待に応えてくれた3歳時。
 昨年の夏、骨折から復帰、また地味に期待してたら、期待をはるかに越える、とんでもなく派手な急上昇。
 現地で立ち会うことができた初重賞のアルゼンチン共和国杯、三世代のダービー馬をおさえてグラスワンダー産駒初めてのGⅠ優勝となったジャパンカップ。
 あの秋の興奮と感動は忘れません。

 来春からは、レックススタッドで種牡馬に。
 最近の生産事情を考えると、ジャパンカップ勝ちだけじゃ厳しいか…?、と思ってたので、無事、種牡馬入りが決まって安心しました。
 芝はもちろん、なにげに、ダートも走るので(最初はダート馬かと思ってた)、どんな産駒を送り出してくれるか、地味に(笑)、期待しています。
 やはり(笑)。

 しかも、いままで出走してきたデューティーフリーではなく、最高峰のワールドカップへ。

 個人的には、3度目の挑戦で念願の勝利なったジャパンカップが、これ以上ない最良のエンディングだと思っていたのですが、そういう単純な思惑を越えていくのが、ウオッカ。
 綺麗な幕引きもいいけど、さらなる高みをめざして、とことん、やる、それもまたよし。

 さすがに、このドバイがラストランになるとのことで、願うは、勝利のグランドフィナーレ、でも、負けても、それはそれで、ウオッカ。
 現役続行で、ドバイワールドカップという大舞台を最後のレースに選んだからには、完全燃焼の走りを期待してるし、そして、なにより、無事に帰ってきてほしいと思います。
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[10/04 山手のドルフィン]


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